コミットメント

あたしの、
今では2番目に大切な人からさ、
久しぶりに連絡がきたよ。

実家の住所と、
おばさんの名前教えて。

って。

私の母は、
いまだに名前を出すと「胸が痛んじゃう」
（なぜに、あなたが？っていつも思う）

そういうくらいにお気に入りの彼だったのだけれど、
その彼が昨年、お茶葉をくれて、
これまた非常に気に入っていたのね。

あまりに大事に飲むものだから、
新茶が新茶じゃなくなってしまうくらい。

そのお話をしていたら、
送ってあげるから、
って言ってたのよ。

私とした約束、
あとひとつさえ守ってくれれば、パーフェクトよ。

必ず、遊びに行くって言ったよね？
待ってるわね。
この土地で。

近いうちに
って付いていたけれど、もうちょっと後でいいよ。

今の私の1番は、
あなたではなくなってしまったけれど、
きっと会ったら、
顔を目の前で見たら、
動揺するんだろうから。

どうにもならないことも、
とうに終わっていることも、
何も変わらないことも、

何かを思ったら、
それは後悔としか言えないことをわかっていても、

動揺するんだろうから。